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2030年までの世界的目標、SDGsも後半に突入し、年々深刻度が増していると感じますが、メディアへの取り上げられ方は反比例して減っている気がします。

しかし毎日天気図を見ている気象予報士・お天気キャスターの皆さんは、地球温暖化の深刻さをダイレクトに感じ取っているのだな、と実感する素敵な本に出会いました。

NHKの気象キャスターなどでご活躍中の気象予報士、片山美紀さんの「地球環境を守るレシピ」です。

これほどまでに「地球温暖化」と「食の問題」、「サステナビリティ」と「防災」を紐づけて分かりやすく書かれている本は少ないと思いますので、ご紹介致します!

著者:片山美紀さんについて

片山美紀さんはNHK総合「首都圏ネットワーク」や土日の「全国の気象情報」の気象キャスターを務めるほか、防災や地球温暖化などの講演、子ども向けお天気教室などのイベント制作にも取り組む気象予報士。防災士でもあります。ウェザーマップ所属。

本のポイント

気象予報士・防災士という立場から、「地球温暖化」を専門的な正しさを踏まえつつ、小学生でも分かるように易しく書かれている本です。

気候変動による農業、漁業への影響とその実例、そして世界規模の大きすぎる問題に対して、個々が取れる具体的なアクションとして、「地球環境を守るレシピ」として提案しています。

また誤解されがちな気象情報の正しい受け取り方など、お天気キャスターならではの知識とつたえ方で、「地球温暖化」「食品ロス」「気象災害」3つの問題が有機的に理解できます。

本の感想

個人的に以前より地球温暖化問題に危機感を感じており、また子育て中で毎日夕食を作っている「ゆる主夫」でもあるので、とてもためになる1冊でした。気付きが多く、理想論にとどまらない良書です。

私としてはポール・マッカートニーさん提唱の「ミートフリーマンデー」は意識的に取り入れていた程度で、地球規模の大きすぎる問題に、個人としての無力感を同時に感じていました。

問題意識を持ち、実際に行動に移したいと思っている方はぜひ、手にとって見て下さい。

私自身も以前買った野菜が冷蔵庫の中で傷んでしまい、罪悪感に苛まれることなどもまま、ありますので、本に紹介されているレシピを参考に、作っていこうと思います!

こんな人におすすめ

  • 地球温暖化、環境問題、食品ロスに関心のある人
  • 災害時に備えて効率的に備蓄をしておきたい人
  • 食品ロスをなくしたい主婦(主夫)
  • 夏休みの自由研究の課題として取り組みたい小学生
  • 日本の将来に危機感を感じているすべての人

大きな問題だけに「自分には関係ない」と考えてしまいがちですが、個々の行動がトレンドを作り、全体を動かしていくのも事実です。
子どもたちの生きる未来を守るため、まずは毎日の食べ物から見直してみませんか?

「地球環境を守るレシピ 温暖化でおいしいお米が食べられなくなる!?」片山美紀 著

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