こんにちは!高橋です。
私の2人のこども達もお世話になっている学童保育所も保育園同様、業務継続計画(BCP)が努力義務化、そして安全計画が義務化となりました。
私が防災の講師やコンサルタントを務めていると知り、S先生から相談を受けました。
「何をしたらいいのか全然、わからないんです・・・」
おそらく、同じように悩んでいる方が多いのだと思います。
そこでまずは、保育園・幼稚園向けのBCPセミナーを受講いただくことにしました。
受講されてから、先生方の意識が大きく代わりました。
第一歩は、BCPに取り組む気持ちの変化
それまでの認識は
業務継続計画=「降って湧いてきた面倒な仕事」
だったのが、
「子供の命を守るために絶対に必要な仕事」
という認識になりました。
まず、ココが非常に大事です。
どのように作るのか?その目的を「行政のため」「BCPの様式を埋めること」など手段が目的化してしまうと、絶対に子供の命と園の存続が危うくなります。
保育園の業務継続計画の記入例???
BCPに同じものはないので、記入例を調べて書こうなどは、もってのほかです。
他の園とまったく環境が違う中で、見た目だけ真似しても意味がありません。
次のステップは、防災リテラシーの向上
業務継続計画(BCP)に取り組む姿勢が変わった次に必要なのは、防災リテラシーです。
やはり防災のプロの視点でモノゴトを見るのと、一般の方が考えるのでは、大きな隔たりがあるな、と感じる場面が多いです。
安全環境の作り方もそうですし、前提条件が甘すぎる、ということもあります。
特に東日本大震災で、多くの子供の命が失われたこと。
その教訓を生かさなければならないのですが、どうしても人は理想論でモノゴトを考えてしまいます。
正常性バイアスを打ち破り、冷静な前提条件をもとに、継続戦略を考えていくことが重要です。