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こんにちは、タカハシです!
令和5年度「上尾市協働のまちづくり推進事業」として、上尾市青少年課さん、市民活動支援センターさんとともに市内小学生を対象とした「防災キャンプ」企画を実施中です。
令和6年1月27日にはまとめとして、屋内での講座を行いますが、令和5年11月25日と12月9日に日帰りの防災キャンプが終了しましたので、今回は1日目、11月25日の内容をまとめます。
防災キャンプ企画の目的
私は、「災害という命の危険が迫る状況を想定し考える」という防災コンテンツは、危機管理能力やレジリエンスを高めることに有効だと思っています。
普段の生活(それは電気、水道などのインフラだったり、学校や職場での人間関係だったりします)が失われた時に、パニックになったり精神的に落ち込んで思考停止状態になるのか?
それとも、ネガティブな状況において、様々な選択肢を見出して行動できるのか?
ネガティブな状況での考える力は、災害時に限らず「諦めない」心の強さを養うことになります。
これは多くの非日常経験を積み重ねたり、イメージのなかでリハーサルしておくことで身についていくものだと考えています。そしてその経験はきっと、自信につながります。
実際、厚生労働省の調査でキャンプなどの非日常の活動が自己肯定感の向上に役立っている、というデータがあります。
※体験活動等を通じた青少年自立支援プロジェクト > 自己肯定感向上プロジェクト
私自身も小学生から高校まで、ボーイスカウトでキャンプやボランティア活動を行ってきた経験がありますが、元々低すぎた自己肯定感の底上げにつながっていると思います。
では初日の活動を記しておきます。
防災キャンプ 1日目 企画概要
- 日時:R5年11月25日
- 場所:上尾丸山公園バーベキュー場
- 内容:消火体験、テント設営、ポリ袋調理、火熾し体験、推理ゲームなど
消防ワークショップ
元消防士による消防ワークショップです。
消火器の使い方の基本から、水消火器を使った体験ゲーム、着衣に着火してしまった時の対応「ストップ、ドロップ &ロール」の実践を行いました。
ポリ袋調理(パッククッキング)
続いてお昼ご飯のために、ポリ袋調理のワークショップ。
ポリ袋調理は災害時、平常時ともに洗い物を減らすなど、さまざまなメリットがあります。
こちらで使ったのは、実際に災害時の炊き出しでも使用するハイゼックス炊飯袋。
今回は焼き鳥の缶詰で炊き込みご飯風にアレンジしました。
災害時を想定して、水を使わない無洗米を使いましたが、無洗米で炊くコツは
・水を概ね1割増しで入れる。特にハイゼックス炊飯袋は、米を入れると線の位置がずれますので、カップで軽量したほうが確実です。
・給水時間を20~30分とる。特に冬場は長めが吉です。
テント設営
万が一、家に被害がでてしまったとしても、テントがあれば夜を越すことができます。
まずは大人と一緒に教わりながらテントを設営してみました。屋根があるのは、心の安心につながりますね。
昼食(炊き込みご飯)
ポリ袋調理で作った炊き込みご飯。通常の白米に、焼き鳥の缶詰と、だし醤油を入れてそのまま湯煎。
私たちスタッフも当日美味しく炊けるように、何度かテストをして臨みました。
無洗米&ポリ袋は、ちょっと気を遣います。
封じ込められた中での水分しか使えないため、水加減が大事です。
子供たちの「美味しい!」
という声に、スタッフ一同、安堵しました。
また当日は風もあり、寒かったのでインスタントの豚汁が子どもたちに人気でした ^^
火起こし体験
アンケートでは、初日の一番人気イベントでした。
メタルマッチ(ファイヤースターター)という道具を使って、麻紐で作った火口に火をつけます。
※メタルマッチ(楽天)火起こしに必要な要素は3つ。
可燃物(火種)、点火源、酸素。
慣れるまでなかなか火がつかないですが、その分、火がついた時の歓声がすごかったです。
火を起こす喜びや火を見つめる時の安心感は、格別なものがありますね。
防災グッズ推理ゲーム
意外な盛り上がりを見せたのが、このゲーム。
石原講師が順に教えてくれる4つのヒントを元にチームで話し合い、
答えのカードを選びます。
大雨の時の避難で履いていくものは...
焼き芋・撤収
締めは焼き芋。
下準備(濡れた新聞紙とアルミホイルで巻く)だけ、子どもたちにやってもらい、焼くのは裏方スタッフの仕事。子どもたちが他のワークで楽しんでいる間に、じっくり焼いて美味しくできました。
寒い日には最高ですね〜
ということで初日は盛りだくさん、準備も大変でしたが...
子ども達の笑顔がいっぱい見れました (^^)